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ベトナム貿易・輸出の最新情報(2022年版)
日越両国間協力関係は、両国外交関係を1973年に樹立されました。また、日本とベトナムの広範囲における戦略的パートナーシップは更に発展し、あらゆる分野で実質的な成果を遂げました。
その成果は近年、両国の指導者の相互訪問が増えただけでなく、両国の輸出入総額の増加で明確になりました。
近年のベトナム貿易は輸出で好調維持
ベトナム税関総局によると、2021年の輸出は3,363億1,065万ドル(前年比19.0%増)、輸入は3,322億3,493万ドル(26.5%増)となりました。貿易収支は40億7,572万ドルの黒字となりました。
6年連続の黒字となった一方、黒字幅は過去最高を記録した前年の199億3,825万ドルから大幅に減少しました。これは、2021年4月から8月にかけて単月で赤字が続いたことが影響したと言えます。
新型コロナウイルス対策により、工場の稼働率が低下した期間もありましたが、前年に続いて2021年の輸出額、輸入額ともに過去最高を更新しました。
ベトナムの主な貿易品目
これまでベトナムの貿易の最新情報や動向を見てきましたが、全体の貿易品目にはどのようなものがあるのでしょうか。ベトナムの貿易品目は、コンピュータ電子製品・同部品、電話機・同部品などが挙げられます。輸出入別の詳細については、以下で見てみましょう。
輸出
ベトナムの主要輸出品目についてみると、電話機・同部品(17.1%)、コンピュータ電子製品・同部品(15.1%)、機械設備・同部品(11.4%)、縫製品(9.7%)、履物(5.3%)などが挙げられます。
輸入
一方、ベトナムの主要輸入品は、コンピュータ電子製品・同部品(22.7%)、機械設備・同部品(13.9%)、電話機・同部品(6.5%)、織布・生地(4.3%)、プラスチック原料(3.5%)などが挙げられます。
ベトナムの主な貿易相手国
これまでベトナムの主な貿易品目に関して見てきましたが、ベトナムの貿易相手国はどのような国があるのでしょうか。主な貿易相手国は、皆様のご想像の通り、アメリカや中国などが挙げられます。輸出入別の2021年度の詳細については、以下で見てみましょう。
輸出
ベトナムの主な輸出相手国は、アメリカ、中国、韓国、日本、香港などが挙げられます。全体のシェアのうち、アメリカが28.6%、中国が16.7%、韓国が6.5%、日本は6.0%などとなっています。
輸入
ベトナムの主な輸入相手国は、中国、韓国、日本、台湾、アメリカなどが挙げられます。全体のシェアのうち、中国が33.1%、韓国が16.9%、日本が6.8%などとなっています。
アジアの国が多いことが分かります。
日本とベトナムの貿易について
過去において、日本はベトナムの最も重要な貿易相手国の一つであり、日本とベトナムとの貿易は絶えることなく維持されており、高い成長率を示しています。現実から見ると、日越貿易・投資は相互補足的かつ補完的な活動であると評価され、両国の競争上の利益の最適化に寄与していると分析できます。
日本とベトナムの貿易額
日本とベトナムの貿易額は、どのような現状なのでしょうか。以下は、2020年度のデータです。
日本の対ベトナム輸出総額は、約1兆8,258億円でした。一方、対ベトナム輸入総額は、約2兆3,551億円でした。
主な貿易品目
日本の対ベトナム輸出品として挙げられるのは、全体の約4割を占める機械類や、鉄鋼、プラスチック、鉄鋼くず、科学光学機器などです。
日本の対ベトナム輸入品として挙げられるのは、全体の約3割を占める機械類や、衣類、はきもの、魚介類、家具などです。
日本市場における確実な位置を占めるブランドを維持・強化すること、また日本への輸出品の多様化を目的とし、ベトナムは日本の商品基準を満たすため、製品・商品の品質、デザイン面の改善を続けています。
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今回は「ベトナム貿易・輸出の基礎知識(2022年更新)」についてお届けしました。
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